映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

チャン・ヤン 監督「スパイシー・ラブスープ」1601本目

1998年の中国映画。
冒頭に、白と赤のスープが陰陽印の鍋で煮えているところが映し出されます。スパイシー・ラブスープというのはこの辛いスープのことなのかな。
これは、コメディというよりロマンチックな群像劇ですね。北京ってなんて素敵な街なのかしら・・・という結論で終わってしまいそうだ!

いろんな男女が登場します。
憧れの女の子に自作のカセットテープ(※ロマンチックな名曲集ではなく、彼女の言葉や笑い声を配したオリジナルドラマ)を渡したら、彼女の母親から先生に通報されちゃった少年。
定年を機に再婚相手募集のテレビに出たら、立候補者が大勢来ちゃって、娘のアイデアで候補者達と雀卓を囲んだ中年女性。
結婚したものの、うまくいかずにいたカップルが、子供のおもちゃという共通の趣味を見つけて仲良くなるが、遊びに夢中になっているうちに夫の浮気がバレてしまい・・・。
父と母が離婚しかかっている少年。父母は役所で、まず婚姻が確認できないと離婚の手続きができないと言われて一旦戻ってくる。少年は仲直りを目論んで、張り切って両親のために料理を作って待つ・・・。
結婚写真を撮っていたカメラマンが、偶然通りがかった素敵な女性もカメラに納めたら、また街角で彼女に出会い・・・。

ある若いカップルが、狂言回しのようにつなぎつなぎに登場するのですが、彼女の両親との初顔合わせが気まずかったり、宝石店の店頭で婚約指輪が抜けなくなってしまったり、彼女の方が届けを出す直前にマリッジブルーになってしまったり。

北京で「南に行く」って行ったら上海とかかな。それにしても、登場する男女が、子供たちも含めて、みんな素敵でした。

スパイシー・ラブスープ [DVD]

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