映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

関川秀雄 監督「ひろしま」1596本目

この映画もずーーーっと見たかった。
商品化されたことはないと思ってたので、上映情報をずっと追っかけてたんだけど、DVDが存在することを知ったので借りてきました。やっと見られたーーー。

先日見た「二十四時間の情事」は、この映画の岡田英次を見初めたアラン・レネ監督が彼を起用したとどこかで読んだような。これは1953年の作品。まだまだ、原爆のひどい後遺症がはびこっていた頃ではないかと思います。
よく見知っている月丘夢路山田五十鈴といった女優たちの迫真の演技。それにまったく引けを取らない地元の老若男女の無名の市民たちの演技。原爆投下直後のショッキングな光景も、かなり力を入れて再現されているそうです。
ストーリーというより、個々の人々のエピソードを織り交ぜながら、誰もまだ将来のことが想像できない時点でこの映画は終わります。戦後70年以上たった今、広島が緑に覆われているところをこの人たちに見せてあげたい・・・。それに、今の日本のたくさんの人たちにも、戦争がこんな昔からこれほどの威力のある武器を使ってきたことを改めて見せてあげたい、見て欲しい、と思います。