映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

アレックス・ガーランド 監督「エクス・マキナ」1562本目

面白かった。考えさせられるなぁ。
エクスマキナって言葉、出てきたっけ?「元機械」ってこと?
エヴァちゃんが可愛いくて、だけど機械っぽくて、こんな可愛くてつめたいロボットが世界のどこかにいるかも、という気がしてきます。
作りによっては、技術礼賛みたいなSFになりかねないけど、さすが「わたしを離さないで」の脚本家。「ザ・ビーチ」の原作者。どこか虚しくて温かい人間というものを、この設定で表して見せてくれた、気がします。

(以下ネタバレ)
最後に若い娘の姿で建物を出て、初めて世界を見るエヴァちゃんは、機械だけど「不思議の国のアリス」的な少女であり、逆に純粋な人間のようでもあります。ケイレブはどうなっちゃうの〜?という疑問は、当然あるとしても、その気持ちは置いといて、観客としてはエヴァと一緒に建物を出てしまったほうが面白い。

悪いサーゲイ・ブリンみたいなキャラクターを演じるのはオスカー・アイザック。ヒゲ濃いなぁ。汗も濃そうで側にいたら圧がすごそう。人間の欲と知識の象徴のよう。
ケイレブを演じたドーナル・グリーソンは、やさしくて真面目なよきイギリス人的。人間の柔らかい部分の代表のようです。そうなるとエヴァアリシア・ヴィキャンデル )は人間の正確さとその裏に隠れている自由だ。

それにしても、あの美しい機械には惚れるよなぁ。