映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

若林栄二郎 監督「遊星王子」1518本目

1959年の日本映画。つまり昭和でいうと34年か。終戦が20年だから、さすがに焼け野原などはもうないけど、高度成長期というにはまだどこかのんびりした生活ぶりです。
でも、ぱっと見いまとそう変わらないのに、博士のお宅に、書生とその弟たちが靴磨きなどしながら世話になっていたりするという設定が、軽くショック。

主人公の王子役が、デビューしてすぐの梅宮辰夫。
王子と言ってももう「少年」じゃないですね、大人になってからニューフェイスとして出てきて、要は今の仮面ライダーのように若いイケメン俳優がヒーロー役を演じた感じです。それにしても今と別人すぎる。息子と言われても「似てませんね」って言ってしまいそう。スリムできゃしゃで、どう肉付けしたらああなるんだろう?

しかしこんなレア物をサクッとレパートリーに混ぜておくAmazonプライム、渋いよ。。。