映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

バズ・ラーマン 監督「ムーラン・ルージュ」1474本目

デカプリオ版「華麗なるギャツビー」みたいだなぁと思ったら、同じ監督じゃないですか。
トランスジェンダーの美女たちが舞い踊る六本木のショーパブ的な世界。
もう15年も前の作品なんですねっ!ほんとに映画って、見ないでいると溜まってきちゃって大変。
マドンナの「マテリアル・ワールド」だのニルヴァーナの「スメルズ・ライク・ティーンズ・スピリット」だのT.REXの「チルドレン・オブ・ザ・レボリューション」と、往年の名曲「サウンド・オブ・ミュージック」とかを自由自在に組み合わせて、もうやりたい放題、なのが楽しそうでいいんじゃないでしょうか。ドワーフやニンフや紳士や娼婦たちが入り乱れて、まさに虹色の刹那的世界。

なんだけど、主役は今回、強くてまっすぐで健やかなユアン・マグレガーと、華奢なニコール・キッドマン。ギャツビーでのレオナルド・デカプリオとキャリー・マリガンといい対比ですね。それぞれに組み合わせに、退廃感は皆無で、とってもヘルシーなカップルに見えます。※運命が彼らを引き裂かなければ
※必ず引き裂かれてしまうのですが

ギャツビーもこの映画も、絢爛豪華な見た目に比べて意外なほど、見終わったときには、切ない愛の物語だったなという気持ちが残ります。だからこの監督は嫌いじゃないんだな。