デカプリオ版「華麗なるギャツビー」みたいだなぁと思ったら、同じ監督じゃないですか。
トランスジェンダーの美女たちが舞い踊る六本木のショーパブ的な世界。
もう15年も前の作品なんですねっ!ほんとに映画って、見ないでいると溜まってきちゃって大変。
マドンナの「マテリアル・ワールド」だのニルヴァーナの「スメルズ・ライク・ティーンズ・スピリット」だのT.REXの「チルドレン・オブ・ザ・レボリューション」と、往年の名曲「サウンド・オブ・ミュージック」とかを自由自在に組み合わせて、もうやりたい放題、なのが楽しそうでいいんじゃないでしょうか。ドワーフやニンフや紳士や娼婦たちが入り乱れて、まさに虹色の刹那的世界。
なんだけど、主役は今回、強くてまっすぐで健やかなユアン・マグレガーと、華奢なニコール・キッドマン。ギャツビーでのレオナルド・デカプリオとキャリー・マリガンといい対比ですね。それぞれに組み合わせに、退廃感は皆無で、とってもヘルシーなカップルに見えます。※運命が彼らを引き裂かなければ
※必ず引き裂かれてしまうのですが
ギャツビーもこの映画も、絢爛豪華な見た目に比べて意外なほど、見終わったときには、切ない愛の物語だったなという気持ちが残ります。だからこの監督は嫌いじゃないんだな。
- 発売日: 2015/09/24
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