映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

チャン・イーモウ 監督「あの子を探して」1446本目

中国のいなかの子どもたちが可愛い!
わずか13歳の「代用教員」は、ほとんど生徒と同じ背格好。
勉強を教えるどころか、歌も最後まで歌えないし、先生としての資質や自覚もまだなんにもない。普通の子どもだ。(痛々しい気がするのと同時に、こういうところには学歴や経験がない者でもチャンスがあるんだよなぁ、などと思ってみたり)

日本の戦後みたいに、大人たちは生活に追われていて、子どもたちもたくましく生きてる。
ほっぺや膝小僧の汚れたこういう子どもたちって、懐かしくてたまらなく可愛いです。

ウェイの意志の強さ、通りすがりの大人たちがちょっぴりずつ渡してくれる、ささやかな優しさ。
なんか、こういう映画を「かわいそう」って捉えたくないなぁ。小さいと危険がいっぱいだけど、大きい人も小さい人も同じ人間だ。あきらめず、できるだけ明るく、とにかくがんばる!ということの大切さを、小さい人たちから学ぶ映画なんだ、と思う。

ちなみに原題は「一人も脱落させない」ってことなのかな。

あの子を探して [DVD]

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