映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ホウ・シャオシェン 監督「黒衣の刺客」1423本目

わかりにくいような、逆に説明的なような映画。
ちゃんとセリフを追っていれば、インニャンが刺客だということや、彼女がかつて慕っていた男の事情もわかるんだけど、ちゃんと見ないでわかる映画じゃない。
すごく、すごーく間が長くて、その間美しい風景をずっと見せる。アクションシーンは割と苦手なのでつい気がそれて、そのうち筋を見失ってしまう・・・。

強くて鋭いスー・チーがとてもいいし、妻夫木と忽那も美しいけど、やっぱりチャン・チェンはいいなぁ。気高い役に負けない。

と言っても、あんまりよくはわからなかった・・・。