1979年作品。
犯罪被害者の遺族という人たちの気持ちを、どこまで私は想像できるだろう?10年や20年で吹っ切れるようなものではないように思えるだけです。
仇討ちっていうものが認められる時代じゃないけど、その気持ちの行き場を探すのは当然の成り行きのように思えます。
率直にいうと、犯罪被害者や遺族を保護する法律は必要だと思うけど、税金から若干の見舞金があっても、生活の足しにはならないように思います。プライバシーや被害感情を法律で守って、生活は生命保険でカバーできたらいいのに…と思うけど、そんな単純なものではないのかな。
若山富三郎と高峰秀子が、誠実で粘り強い夫婦を演じていて、共感できます。
犯罪被害者を保護する法律や給付金がこの後に実現できてよかった・・・。