新宿御苑?
じつは中はちゃんと入ったことなかったなぁ。今度雨の日に行ってみようかな。
この監督は、絵を描くことがすごく好きなんだろうな。ますます美しく精密で、なにかを目指して恐ろしく遠いところまで行こうとしてる感じがする。今回は水の表面の表現を死ぬほどがんばってる。
いくつも作品を見ていって、監督の思いや性格がすこーしずつわかってくるにつれて、なんとなく悲しくなってくる。素敵な人に直接向き合うんじゃなくて、側で見ているだけで、ずっとずっと思っていることが好きなんだろうな。公園でたまたま出会った誰かに向けて自分の思いを尽くす、というようなことをひたすらイメージしていることが。彼自身が少しだけ、作品が受け入れられるにつれて開いてきて、泣き叫んで抱き合うことができるようになったけど、その先はまだない。遠くにいて思っているだけ、という安心できる場所に戻ってきている。
安心して一緒にいて幸せになれる場所に、早くたどり着ければいいのに。