映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

マーヴィン・ルロイ 監督「哀愁」1274本目

1940年の作品。
原題はWaterloo Bridge。イギリスが舞台のアメリカ映画です。
美しい美しい、悲しい悲しい物語。昔の映画の清楚さってハンパない。

バレリーナのマイラを演じる27歳のヴィヴィアン・リーが、可憐でかわいらしいこと。友人キティ役のヴァージニア・フィールドもかわいい。
彼女に一目惚れするロイ・クローニン大佐を演じるロバート・テイラーは、10歳は年上・・・かと思ったら2歳しか違わないんだって??

白黒映画って影絵みたいですね。二人がレストランで踊っているときにだんだん暗くなって、シルエットのまま静かに踊り続けるシーンでそう思いました。ロマンチックできれい。

バレリーナってのは「踊り子」なのか。今ならクラシックバレエはとてもハイソサエティなお仕事だと思うだろうに、この頃は違うイメージだったのかな。

ヴィヴィアン・リーって・・・いつもつるんとしていて、いま生まれ出たばかりみたい。柔らかくて水分たっぷりで傷つきやすそうな、不思議なか弱さを感じます。結末が自然に思えてしまいます。

幸運のお守りとしてマイラが手渡すのが、ビリケンさんなんだけど・・・。