映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

アラン・アーカッシュ 監督「ロックンロール・ハイスクール」1272本目

1979年の映画。
冒頭から、ゆるいギャグ、甘い演技、でもちょっとしゃれたアメリカのローカルCMのような明るさ。
タイトル曲に乗せて、振り付けもなしにデタラメに体を動かす、アイシャドウ濃すぎる、髪のカール強すぎる女子高生たち。
B級だ、B級映画以外の何ものでもない。(大喜び)

そして、ライブでもほとんど顔が見えないメンバーの若かりし頃の素顔が本当にういういしくて、小芝居を淡々とこなしてる姿なんてものまで見られるあたり、これはほとんどラモーンズファンクラブの入会特典かなにか?

ラモーンズ好きにはよく知られた作品。私は1988年発売の「ラモーンズマニア」世代で、クラブチッタに革ジャン(本当は合皮)来て肩をいからせて出かけたくちなので、いつかは見る運命でした。
この作品は1979年に公開されてますが、その頃までにメジャーな曲はかなり出揃ってたみたいですね。ポップでシンプルで最大3つくらいしかコードを使わないロックバンドで、ライブはレコードの3倍くらいのスピードで演奏するので、何の曲かわかった頃には終わってる。・・・でもこの映画の頃はまだ、レコードの1.2倍速くらいで、「アイ、オー、レッツゴー」じゃなくてちゃんと「ハイ、ホー」って言えてる。どのようにライブが進化(退化?)したかもわかりますね。

「ロックの相対騒音度カウンター」がよかった。
一番低いところから、パット・ブーン、デビー・ブーン、カンザス、ピータ・フランプトン、フォリナージェスロ・タルレッド・ツェッペリンテッド・ニュージェントローリング・ストーンズザ・フー、そしてラモーンズが栄光の第1位。1979年のロックシーンを端的に表していてわかりやすいですね!