映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ヴォルフガング・ペーターゼン 監督「Uボート」1197本目

ネバーエンディング・ストーリーとかエアフォース・ワンを撮った監督が、ドイツの監督だったのか。
第二次大戦の頃に、母国では映画が作れなくなったり、民族的に追われたりした監督がアメリカに移住したことがあったけど、今もやっぱり大きな仕事をしようと思うとアメリカなのね・・・。

最初にあげた2作品のイメージから、戦争映画とはいってもエンタメ感のあるものかと思ってたら、残酷すぎないけどシリアスなドラマでした。最後に<以下ネタバレ>・・・凱旋の場面がそのまま攻撃の場面に遷移してしまうとき、「あ〜〜〜〜っそんな!」って思ってしまいましたよね。。。戦争ってほんとに、勝者のいない空っぽの殺し合いだ・・・。

英語じゃない映画って、かたときも目を離せない(字幕ずーっと見てないとひとっこともわからない)から疲れるけど、あの監督のドイツ時代の作品なんて、これはいいものが見られました。