映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

市川崑監督「黒い十人の女」1187本目

前に見たのはいつだっけ。3、4年前?
なぜか感想を書いてなかったので、改めて書きます。
こんなに面白い、怖い映画があるかしら?と、そのときも思いました。

女優たちの美しいこと、可愛いこと。
宮城まり子岸田今日子岸恵子中村玉緒山本富士子・・・。
当時の素敵な女優さんをみんな集めました!って感じです。
船越英二もまたいい男。テレビのプロデューサーってのは、これほど華やかな商売だったんでしょうか。

「妾、妾、妾って・・・」(岸恵子:女優で愛人頭)
「ごめんなさい〜、恋人でしたわね」(山本富士子:飲食店を経営していて本妻)

またこの女優たちの特性を生かした役なのが、行き届いています。
宮城まり子は夫に先立たれた印刷屋の女社長で、情に厚い。
岸田今日子は、ちょっと理屈っぽい男女同権派の事務員。
中村玉緒は、ちょっと生意気で可愛いコマーシャルタレント。
岸恵子は貫禄たっぷりの大女優で、しとやかでしたたかな本妻の山本富士子とは夫を巡ってとっくの昔からいい友達になっている。

歴史に残る名作だと思います。いろんな男性の感想が聞いてみたい。