映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ウォルター・ヒル監督「ブロークン・トレイル 遥かなる旅路」前後編 1149本目

割と面白かったです。
西部劇って一番苦手なジャンルなんだけど、いきなり中国人の女の子が5人買われたのが珍しくて見てみました。音楽がヴァン・ダイク・パークスというのも気になるし。
ロバート・デュバルがどこに出てるんだろうと思ってたら、カークダグラスだとばかり思っていたのが彼だった。

2006年なら、奴隷が買われて当然というような映画ではないので、その意味では安心して見られました。中国の女の子たちは絶対に守られる側にいるはず。
予想通りではあったけど、ことさら奴隷制を糾弾する内容ではなく、非道な乱暴者と、優しすぎるおじいさん(ロバート・デュバル)と、周りの人たちが繰り広げる人間ドラマでした。