映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

山田洋次 監督「馬鹿が戦車でやって来る」1131本目

1964年作品。

不思議な映画だなぁ。船に乗り合わせた人たちと船頭との呑気な会話と、割合イヤな貧乏人いじめの話と、最後に追加されてる、見た人の気持ちをフォローするような後日談。
ストーリーを把握した上でもう一度通して見たら、この映画のおかしみがわかってきました。これをコメディと呼ぶのは日本人だからかもしれない。おかしくて切なくて、でも明日も元気にいこう!と思えるような結末を作ってくれています。つまり、おとぎ話ってことか。

その後どこでどんな風に暮らしたのかな、サブとお母さんは。