映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

スタンリー・キューブリック監督「博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」1125本目

1963年作品か。
キューブリック作品の完成度は、制作年代を感じさせません。白黒なのに。たぶんいつ見ても最新テクノロジーだと思うんじゃないだろうか。
この映画を見るのもたぶん3回目だけど、新鮮で気味悪くて、やっぱりすごい。
ピーター・セラーズって本当にいいなぁ。この神経質なおかしさ、極めて英国的。でも、このおかしさに親しみを感じてしまうのは、この映画に出てくる、思い込みの激しいガチガチの軍人たちのほうがずっと怖いからだな。

この監督の作品のなかでは、戦争を扱っていても「フルメタルジャケット」より「恐怖と欲望」を思い出したのは、抑えた白黒の画面だからかな。

2015年9月、チリの大地震からの津波が日本の沿岸に到着しつつあるという注意報が画面の右下にずっとチカチカしてる状態で放送されたのを見たので、妙な緊迫感が増強されてしまいました!