映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

スティーヴン・ソダーバーグ 監督「チェ 28歳の革命」1100本目

キューバに行くと、革命前に走っていた大きくて四角いアメ車がまだたくさん走っているとのこと。
いまのキューバ以外の中南米諸国はずっと同じなのかな。
ロシアなどの後ろ盾があったとはいえ、あんなに近くの強大国と戦って革命軍が勝つなんて、よほどの軍隊だったのでしょう。フィクションの部分もあると思いますが、チェ・ゲバラの人望と統率力は本当にすごかったんだと思います。

この映画は思ったより「歴史もの」で、人間チェ・ゲバラだけを描こうとしたものではなかったんだな、という印象です。きょうも日本中でたくさんデモが行われていましたが、日本で人民が結束して政府を打ち壊すことなんて実際に可能なんだろうか?