映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

フレッド・ジンネマン 監督「わが命つきるとも」1080本目

イギリス時代劇。髪型が盛り盛りじゃなくて意外に現代的だからか、どうしても、どーうしても、モンティ・パイソンのギャグスケッチにしか見えない。タイトルと裏腹に、ニヤニヤしながら見てしまうのが申し訳ないくらいでした。(cf.「ここはスペイン(まさかのときの宗教裁判で有名な)じゃないんだぞ」(そんなに糾弾するなよ)っていうセリフが何回もでてきます!)

と言いつつ、2回ほど集中して見てみた感想。
ヘンリー8世は、最初からローマを離れて自分の教会を打ち立てればよかったんじゃない?
教義と違うことをするのに、権威とか大多数の考えとかを変えさせるってやり方が、私にはあまりピンとこないんだな・・・。みんな独立して好きなようにすればいいのに。そこまでの自信をもつというのがどういうことか、イメージがわかない。
既存の宗教学者の権威だけ借りて違うことをさせようとする王?わたしがトマスモアだったら、多分やっぱり頑固者って呼ばれてただろうなぁ。
服装にしても喋り方にしても、華美とか豪華とかではないけど、いちいち大仰でワザとらしいし・・・。
様式美はなんとなくバカバカしいし、離婚は認めるべきだと思うけど、こういう頑固者がいる国だからわたしはイギリスが好きなのかもしれません。

しかしオーソンウェルズ、この映画では強烈だけどなんか不健康な感じだなぁ。