映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

パスカル・プリッソン 監督「世界の果ての通学路」1054本目

こんな可愛い子どもたちがこんなにがんばって学校に通うなんて、感動せざるを得ないよ〜。
もちろんノンフィクションだけど、きれいな構成でまとめてあって絵本みたいです。BSプレミアムでは珍しい、日本語吹き替え。やっぱり子ども向けだ。
通学時間4時間の子も2時間の子も、えっちらおっちらと歩いたり走ったり、お兄ちゃんの車椅子を引いたり、馬に乗ったり、象の群れを避けたりしながら通学路を進み、最後はみんな学校に到着します。
よかったね、よかったね。

…制作目的が、『子どもたちの困窮を世界に訴える』ではなくて、世界中の、映画を見られる子どもたちに、さまざまな国々でこれほど一生懸命学校に通うおともだちがいるんだよ〜と伝えることなんだと思う。子どもたちは、今はまだ象に踏みつぶされることをリアルに想像できなくてもいいから、こんなエクストリーム通学があるんだということに衝撃を受ければ十分なんだと思います。多分、相当印象に残って、ひょっとすると一生覚えていられるかもしれない。

今日の最後のさけび:スクールバス作ってあげて〜〜!