映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

アルフレッド・ヒッチコック 監督「暗殺者の家」1053本目

1934年の作品。
「知りすぎた男」としてのちにヒッチコック自身がリメイクした作品の前身。
なんとピーター・ローレが出てる!
「M」より後なので、彼が出てきただけでサイコパス的犯罪者なのでは?と、つい疑ってしまいます。
その後しばらく登場しませんが…。

名作と呼ばれる一方、監督自身はアマチュア作品だと言ってたらしい。
「知りすぎた男」の印象が鮮烈だったので、私もそんなふうに感じてしまいました。
ドリス・デイの不在がいまさら受け入れにくいし、コンサート中の暗殺場面の演出もあっさりしています。とてもスリリングなストーリーなので、リメイクしたくなった気持ちもわかる気がします。

ただ、「知りすぎた男」にはピーター・ローレが出てこない!彼が登場するとその存在感で主役を食ってしまうので、悪役映画のように思えてしまいます。家庭愛の感じられる作品に仕上げるには、むしろ彼がいてはいけなかったのかもしれません。

映画好きなら、2本を比べて見る楽しみを味わえる作品です!