映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ロー・ウェイ 監督「ドラゴン危機一髪」983本目

ブルース・リーが「グリーン・ホーネット」とかのアメリカのテレビでそれなりに活躍した後、香港に戻って黄金期を迎えようとする主演第一作です。

彼のアクションや存在感は圧倒的だけど、すごく昭和な感じで、全体的には「昔のテレビでやってた仮面ライダー」みたいな印象です。スーパースターがいるのに、作りが安い…。ロックスターとしょぼいバックバンドみたいな、不穏な組み合わせ。

<以下ネタバレ>
氷工場の悪い経営陣だけでなく、工員の家族まで皆殺し!いくらなんでも殺しすぎでしょう。
氷の中に埋まっているバラバラ死体って、どこから見てもマネキンだよ…。
構成に行き当たりばったり感が強いし、いろいろと不思議なことが多いけど、逆に見入ってしまいました。
面白かったです。