映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

リチャード・カーティス 監督「アバウト・タイム 愛おしい時間について」909本目

イギリス映画。
なんかお正月に機内で見た「しあわせはどこにある」(これもイギリス映画)と同じジャンルだなぁ。「青い鳥」系で、じたばたした後に家に戻ってくるという物語。好きだけど、そういう幸せへの需要がこんなに高まってるイギリスってなにか社会的不安がはびこってるのかしら?

レイチェル・マクアダムスってちっちゃくて目がキラキラしててほんとかわいいなぁ。
こんなお嫁さんがいたら、毎日すぐに家に帰りたくなりそう。
ドーナル・グリーソン、ハリポタのロンが大きくなったようなルックスのやさいい男性、日本でいえばサバンナ高橋みたい な感じでしょうか。

この二人以外も、登場人物のキャラ設定がそれぞれ個性的で生きています。インテリっぽい父、魔女っぽくて昔はイケてたんだろうと思わせる母、ちょっと抜けてる同僚、誰とでもすぐ寝る女友達、穏やかな気質のおじさん…。
監督はブリジット・ジョーンズ、ノッティングヒルなど、登場人物が生きている映画の脚本を数々手がけてきた人なんですね。なるほどです。

なんか、名作!!という映画でも、面白かった!!という映画でもないんだけど、見終わって明日また笑えるなって思える、いい映画でした。