20年前かぁ。
ショーケンはだんだん立川談志みたいになってきたけど、この頃は山口智子や室井滋と夫婦なのか。この二人、両方ともいいですね。オバさんっぽいようで細やかな女らしさのあるしず子と、明るくて元気だけど、どこか影のある里子。脇を固める三宅裕司、八名信夫、まさかのチャラい茶髪の西島秀俊、まさかの(でもないか)チンピラ役のトヨエツ!
原作は「応為坦々録」の山本昌代。この人いまどこで何してるんでしょうね、過去の小説がまったく再発されず一部の古本が高騰してますが。杉浦日向子的世界に近いものがありましたが、この現代版小説も空気が同じですね。
こんな日本がまだちゃんと下町にはあるのだ・・・あるはずだ・・・。
普段目を吊り上げてきりきり働いてる私も、ふっと力を抜いて一杯・・・と思う映画でした。