映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

クリス・バック、 ジェニファー・リー 監督「アナと雪の女王」775本目

やっと見ましたよ!
王道を行くディズニー作品だと思いました。日本語版も含めて、細かいところまで本当に丁寧に作られています。これは、子どもに見せたい映画ですね。

本当に個人的な、私の属人的な感想なのですが、20年前くらいのディズニーアニメはアメリカの子どもに迎合したような、つまらないギャグを連発するものが続いていた気がします。私が子どもの頃に見た、ピノキオ、バンビ、シンデレラ、101匹わんちゃん…といった映画の純真な感じの美しさは、もうどこにもないのか…と寂しく思っていました。アナ雪には、Prince charming映画を作ればいいと考えていたディズニーアニメ自身を批判する部分があるように思います。美しい王子様と結婚した後はどうなるの?わからないの?そういう、わからないことに憧れてていいの?お姫様ドレスやカチューシャばっかりバカバカ売るような商売をしてていいのか?

「出会ったその日にひとめぼれ」という白雪姫、シンデレラの世界観は、食べていくのがやっとだった時代に、「もっと美しい世界がある」と信じるための夢のおとぎ話だったのかも。価値観がゆらいでいる今の時代に、人々が求めているのは夢じゃなくて本当のことだから、一緒にずっと育ってきた家族の愛を描くのかな、と思います。

しかし、boy meets girlを否定してしまったディズニー、これからどこを向いて行く?もう後戻りはできないぞ。