映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

レザ・ミルキャリミ 監督「花嫁と角砂糖」736本目

イランの映画なんて初めて見ます。わくわく。

ある家の末娘が、隣の裕福な家の息子の嫁になるために外国に行くことになりました。
家じゅうの女たちはおおはしゃぎ。子ども達も着飾って、婿はいないけれど華やかな婚礼の準備が進みます。
幸せに満ちあふれていた彼ら彼女たちですが、不幸の影も近づいてきていました…。

髪にスカーフを巻いた彼女達の服装のカラフルで美しいこと!
花嫁パサンドの可愛らしいこと!
素朴で素直な笑い、子ども達のイタズラ、婚礼のお祝いでプールに投げ込まれるたくさんの赤いリンゴ、青いリンゴ、スイカ、花嫁のこぐブランコ…すごい色彩の嵐です。パラジャーノフざくろの色」を見たときみたいな印象。

イスラム諸国と一言で言うけど、Far Eastと一括りにされる日本と韓国と中国が大いに違うのと同じで、イランは比較的、戒律の守り方もおおらかで、家の中は男女の笑い声が絶えないと、イラン人と結婚した友達に聞いたことがあります。聞いて想像していたよりももっと、カラフルで引き込まれるような世界だなと思いました。

中東の人たちって、彫りが深くて目力が強くて、なんて美しいんでしょう。(極東の人たちって、のっぺりとしてなんて美しいんでしょう、と言ってくれる他民族の人もいることを信じつつ)
イランという国に行ってみたいと思ったことは今までなかったけど、行って実際にこんな家の中を覗き見てみたい、と初めて思いました。映画の力ってすごい!