映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

イングマール・ベルイマン「不良少女モニカ」678本目

9日ぶりの映画。こんなに空いたことは、海外旅行中でもなかったような。

真面目な少年が「不良少女モニカ」と出会い、恋に落ちて、逃避行の末に子どもができて、町に戻って結婚し、まじめに暮らそうとしてたのに、モニカが相変わらず不良少女なので、別れて一人で子どもを育てる決意をする、というお話。

モニカも少年も、魅力的なのかそうでもないのか、微妙。太陽の下で裸で走り回るモニカが「悪い」という感じはありません。(子どもの世話をしないで、他の男を連れ込んだりしてるのは「悪い」けど)

道徳なんでしょうか。何かの魅力のある映画ではあるけど、ベルイマン映画は相変わらずいまひとつ、私にはぴんとこないのでした。