ヒッチコック1964年の作品。
サイコ、鳥、その次がこれ、という円熟期です。
体にぴったりのスーツを着こなしたティッピ・ヘドレンの、レモンイエローの可愛いハンドバッグに、ゴールドのパスケースと白い皮のお財布と一緒に、札束がどっさり入っているという冒頭にシビレます。
ショーン・コネリー演じる社長が、お金も人生もかけて彼女を守り抜こうとする愛の大きさが、すてき。
面白く最後まで見てしまうけど、結末があんまり意外じゃなくて、ネタバレしたと思ったらあっという間に終わってしまうのが、ちょっとあっけない。
息をもつかせぬ恐怖!大どんでん返し!みたいなのをつい期待してしまって。
だからこの映画は、ほかと比べるとそれほど語られないのかな…と思いました。