映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

アラン・レネ監督「去年マリエンバートで」527本目

タイトル借りしたときは、ラブロマンス系の映画かと思ってました。冒頭からきわめてクラシカルで、びっくり。

つぶやくようなナレーション、ゆったりと動き続けるカメラ、コントラストの弱い、やわらかい白黒の画面。
映画を見てて、真剣にストーリーを追うのがつらくなることもある私としては、この耽美的な映画は、驚くほどツボでした。