映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

蜷川幸雄監督「蛇にピアス」370本目

芥川賞受賞のときに読んだから、かなり前だけど、原作の印象とかなり近い映画でした。
3人の役者さんがよかった。役のイメージに近いです。
吉高由里子演じるルイは、投げやりで危ういけど二人を包む大きな愛情をもっている。
高良健吾演じるアマは、心が繊細で弱い分、甲羅にこもるように身体を改造する。
ARATA演じるシゲは、何を考えているかわからない男。犯罪者とかにいそうな感じ??と思わせます。
若い彼らの、生に対する希望のなさ、その一方の無邪気さや優しさが、いかつい外見と裏腹に、愛しいと思えてきます。その辺が蜷川幸雄作品らしさなのかなぁ。
演出が厳しいことで有名だけど、映画としての激しさは園子温とかのほうがあります。

藤原竜也小栗旬がチンピラ役で出てるのは、笑えばいいんだよね?