映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

エリック・ブレヴィグ監督「センター・オブ・ジ・アース」325本目

とっても3Dな映画ですね。
テレビでもちろん2Dで見ましたが、無駄にヨーヨーを振り回したり、坑道がジェットコースターになって一気に降下したりします。私はこむずかしい映画も見るけど、ハリポタやアバターを劇場で見る人間ですから堪能しましたよ。最近では珍しく短い92分間、アトラクションには充分な長さでした。

地球の中心は、アイスランドの地底から行くことができるんだー。そーかそーか。

「127時間」にも深い深い池に飛び込んで反対側から水面に出る場面があったけど、あの映画では一緒に息を詰めて見てしまった緊迫感が、この映画はただ楽しいですね。だってディズニーランドのアトラクションなんだもん〜。アドベンチャーゲームのようです。

でかピラニアやネッシーみたいな奴や恐竜が迫ってくるし、ひっくり返ったり落ちたりするけど絶対死にません。
青く光る可愛い小鳥ちゃんが道を教えてくれるし、お姉ちゃんが、道もわからないのにちゃんと助けにきてくれるし!…これは、TVゲームがOKかどうかという踏み絵的な映画ですね。私は大喜びしましたが、これは”映画の醍醐味”というものとはまったく別ものなので、KINENOTEで「おすすめ!」とか書く感じではないな。

女優さんがキレイでした。アニタ・ブリエムっていうんだ。彫りが深くて、はかないようで強くて。
アイスランドの人ってみんなビヨークみたいな風貌って訳じゃないのね…(当たり前)