映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

李相日監督「フラガール」264本目

2006年作品。もう7年もたつんだ!

とってもいい映画でした。素朴で、ときに思い切ったことも起こるけど、ハワイアンセンター設立に賛成の人も反対の人もみんな根っこはあったかくて、辛いことや悲しいことがあっても、がんばるぞ!って笑って泣ける。

実際にあったことを元にして作った映画でも、けっきょくは監督によってドラマチックにもふつうにもなるんだろうな、とこの映画を見て思いました。李監督やっぱりすごいや。

松雪泰子演じる踊りの先生が、ダンサーの娘を殴った父親に怒鳴りこみに男湯に押し入る場面とか、痛快でした。