映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

山田洋次監督「隠し剣 鬼の爪」176本目

2004年作品。

丹下左膳 百萬両の壺」みたいなタイトルなので、50年〜60年前の映画かと思ったら、新しい作品でした。原作が藤沢周平なんですね。

私は九州出身の人間だからか、東北弁のむかしの言葉で語られるこの映画のせりふを聞きとるのにけっこう苦労しました。1時間くらい流して、もう一度最初から見て、やっと。
そうやって、入り込むのに時間がかかったけど、一度入ってしまえば、永瀬正敏演じる正義漢・片桐宗蔵の熱さ、人間的魅力に目が離せなくなってきます。

タイトルの「隠し剣 鬼の爪」は、それなりに重要ではあるんだけど、なんとなくあっという間に出番が終わってしまいます。メインはラブストーリーなのかな?でもサムライの世界の理不尽さもメインっぽい。そして秘儀隠し剣・・・というスリートップ、タイトルはその中で一番マイナー感のある隠し剣。という、見る側のかるい混乱があります。私だけかな?

そういうのがあるので、人にお勧めしていいのかどうかちょっと迷います。以上。