映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ジェームズ・キャメロン監督「タイタニック」170本目

1997作品。

BSで放送されてて、やっと初めて見ました。なんとなく、必ず泣かなければならない感動映画、悲惨なパニック映画、わかりやすすぎるフィクション、そんな先入観が強くてずっと見てませんでした。食わず嫌いはいけませんね。

レオナルド・ディカプリオケイト・ウィンスレットが、とにかく素敵。彼らの魅力が爆発してます。生涯でわずか数時間の、最高の高みにある二人を演じきっています。

テーマ曲は、先入観をもっていたほど強調されてませんでした。いい意味で。
生き残った高齢の女性に語らせたのも、調査隊の情景からスタートしたのも、大成功。本当によくできている映画で、こんな悲惨な事故なのに最後にカタルシスも得られる。よくできすぎてる感じ、フィクション感が強いところ、が頭のかたすみに残るけど、一度は見るべき映画だなぁと思いました。以上!