映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

月川翔、斉藤玲子、園子温監督「ノーパンツ・ガールズ」145本目

映画見過ぎですね。

2004年作品。
3人の小学生の女の子たちが、望みが叶うとか開放感があるとか、なんかの理由でパンツを脱ぎ棄てるという話。かつてスカートめくりってのが何よりも甘美な性的行動だったことがある大人の男たちにとって、その中の秘密のパンツを脱ぎ棄てるというのは、ずっと先を行ってしまうオトナな行為なのかもしれません。

元の脚本をそのまま映像化したもの、それをアレンジしたもの、全3本合わせても50分という短編映画集です。

大人の女性が子どもの格好をして、ランドセルしょって学校に行くというのは「奇妙なサーカス」にもあった場面ですね。園監督のシュミ?すごく普通っぽい、超美人でも超グラマーでもない男女が出てくるのも、かえってなんだかエロい気がします。

最初のオリジナル編でこどもがしゃべったのと同じセリフを園バージョンでは大人の女性が言うのが、またおかしい。・・・やっぱり園バージョンが一番ダントツ面白かった気がする。うん。以上。