映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

中村義洋監督「ゴールデン・スランバー」144本目

2010年公開。
今日もDVD5枚借りてしまった。1枚100円。それで140分もある大作です。
みごたえたっぷり。テレビの年末年始スペシャルドラマの、前後編2本くらいのボリュームです。ストーリーは二転三転四転、絶望しそうになるけど最後はガッハッハと笑わせてくれます。

伊坂幸太郎は、唯一読んだ「重力ピエロ」では、独特のクセが強いけどこれがいまどきのリアルなのかな?という印象でした。これはそれよりもっとエンターテイメント性が高いです。

悪者の軍団に目をつけられて犯人に仕立て上げられるお人よしの青年に、堺雅人。彼の風貌はいい人というより、何考えてるかわからない人って感じだと思うけど。妻が抱えた多額の借金のためにこの陰謀に巻き込まれて、すぐに爆死してしまう友人に吉岡秀隆。なんとなく彼のほうが伊坂幸太郎のキャラクターっぽい気がするけど、彼だと演技しすぎちゃいそうな気がするので堺雅人でよかったのかもしれない。

「キルオ」の存在が面白い。昔からの仲間たちのほかに、キルオ、お人よしの巡査長や、きっぷのいい花火師、といった通りすがりの人物たちが、自ら関わっていきます。

移動中とかに流れる音楽が井上堯之バンドふうなのは、「太陽にほえろ!」を思い出させようということ?

うん、この映画はよかった。お薦め度高いです。以上。