映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

「キューティ・ブロンド/ ハッピーMAX」141本目

2003年公開作品。
今回の原題は「Legally Blonde 2 Red, White & Blonde」。
RedはRed sox、Whiteは何だろう。

1は楽しめたけど、捨て犬の親探しのくだりはちょっとありえないし、動物愛護が極端になってくるとクジラを食べる私としては、(この人たちはまさか、動物実験禁止とか言いながら革のバッグなんか持たないよね?)とか思ってしまいますが、「もちろん!私たちは肉のスープも飲まないヴェジタリアンよ!」と反撃されそうなので黙ります。

難攻不落の敵を口説くきっかけが「友愛会」ってのも安易。でもチワワと大型犬のゲイってのはちょっと面白かった。動物愛護をテーマにしたのは10年くらい前の、アメリカがエコやこういうテーマに目覚めた頃のふつうの人たちの意識を反映したものなのでしょう。

安易だけど、会議で強気に説得するんじゃなくて、身近な人たち(ネイリストとかドアマンとか)を味方につけたり、友達を集めてデモ行進をしたり、お堅い人たちとも個人的な興味関心を手掛かりに心を通わせる・・・というところがわかりやすくていい気分なのでしょう。・・・映画ってこんなに安直だったっけ?ちょっと、動物愛護のソフトプロパガンダのようでもあります。言ってしまえば、映画はすべて制作者の思想のプロパガンダだと思うけど、私は映画で自分の考えを変えさせられたくないなー。だから、プロパガンダがソフトであればあるほど反発してしまう。

動物実験なんてしなくて済むならしないほうがいいのは当然。ちなみにこの映画では“化粧品の”動物実験だけに反対していて、ガンの特効薬の開発の動物実験まで反対してるわけじゃありません。その線引きは動物本位ではないと思う。その辺がちょっと後味が悪いね。以上。