映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2019-08-18から1日間の記事一覧

ジェニファー・リンチ監督「サベイランス」2243本目

監督のジェニファー・リンチはデヴィッド・リンチの娘なのね。ツイン・ピークス シーズン3の悪いクーパー捜査官の世界みたいな快楽殺人の場面や、やたらと出てくる警察の場面がリンチ一族。 でも、リンチ一族だから、あのマスクはマスクでなくそういう風貌…

新海誠監督「天気の子」2242本目

まあ今回もびっくりするくらい美しい映像でした。本当に繊細で、いまの日本の技術と感性の粋を集めたという感じです。そして、「君の名は。」につづいて、大人になった監督?によって、<以下ネタバレ?>主人公たちは愛を成就します。ちょっと前の少年少女…

ハーフシュテイン・グンナル・シーグルズソン監督「隣の影」 2241本目

アイスランド映画とは珍しい。先週旅行して帰ってきたところなので、延々と広がる溶岩台地、美しい流氷、あるいはやたらと人気のレイキャビクのホットドッグなど、感動を新たにできたりするかしらと期待して見に行ってきました。 アイスランド映画といえば見…

アルフレッド・ヒッチコック監督「殺人!」2240本目

1930年、ヒッチコック英国時代の作品。画質は悪いけど、見ごたえがありますね。 陪審員の中に最後まで一人だけ意見が違う人がいるという状況は「十二人の怒れる男」を思い出します(あっちのがずっと新しい1954年)ほかの12人が声を合わせるところなど舞台っ…