映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2019-04-20から1日間の記事一覧

佐向大監督「教誨師」2148本目

大杉漣ってやっぱりいいね。まっすぐに、心からの言葉として、役の言葉を言えるのが素晴らしい。この映画は役者さんがみんないいです。五頭岳夫というんですね、あの汚れたトレーナーを着た年配のおじさん。実際いるんだろうな、わるい人たちの悪意をいっぱ…

ジャン=ピエール・ダルデンヌ 監督「ある子供」2147本目

2005年のベルギー・フランス映画。今から14年前。 自分の赤ちゃんが「売られる」というのは、親にとって何より許しがたいこと、と想像します。幼くても母親のほうは卒倒するほどのショックを受けるけど、 父親にはその重みがまだちっともピンとこない。そし…

サム・ライミ監督「XYZマーダーズ」2146本目

冒頭、いや、タイトルからB級の匂い。すごく低い点をつけたい衝動がムズムズするけど、私は嫌いじゃないなぁ〜。コーエン兄弟xロバート・ロドリゲス、マイナス50、みたいな感じで、とことんバカバカしく、ドッカンドッカンやろう!という勢いが好き。ポール…