映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2018-07-13から1日間の記事一覧

是枝裕和 監督「三度目の殺人」1857本目

役所広司が画面にいると、安心するような嬉しいような気持ちになる。 きっと面白い映画だから、きっと悪い映画じゃないから。(ただ、無意識のうちに、悪いようで善意の人なんじゃないかと期待している) そして、福山雅治が彼の弁護人。相変わらず爽やかだ…

村川透 監督「蘇える金狼」1856本目

1979年の作品。 思い出してみると、この頃ってはちきれそうに豊満な女性の裸が表紙の漫画雑誌とか、ふつうに置いてあったし、その中では多分女性は押し倒されれば誰にでも抱かれていたんだろう。そういう時代の、バイオレントでセクシーで強欲なくせにセンチ…

マイケル・カーティス 監督「ミルドレッド・ピアース」1855本目

1945年の作品。 先日見た西部劇「大砂塵」は1954年なので、それより9年前です。ジョーン・クロフォードこの時39才?(諸説あるそうです)。主婦から起業して大成功しているバリバリの実業家ですが、娘に甘くてスポイルしている。真面目で誠実な前夫と真逆の…