映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2016-11-08から1日間の記事一覧

ルイ・マル監督「恋人たち」1441本目

1958年の作品。ルイ・マルの「死刑台のエレベーター」に続く第二作です。 ジャンヌ・モローがまだ美少女って感じ。「死刑台・・・」ではしたたかなマダムだったのに! 恋人たち、というより、夫婦と恋人と知らない男なんだけど、このワガママな美少女ふうマ…

シュエ・シャオルー 監督「海洋天堂」1440本目

2010年の中国作品。 「天堂」って天国のことなんだ。 北野武的、泣ける抒情の世界、と感じました。 自閉症の大福くんの表情や演技は、なぜか?「道」のジェルソミーナみたい。 彼を残して逝かなければならない、真面目で愛情深い父親と、周囲の優しい人たち…