映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2016-08-07から1日間の記事一覧

オリヴァー・ヒルシュビーゲル 監督「ヒトラー 最期の12日間」1387本目

ヒトラーは「ベルリン天使の詩」で感受性の強い男性を演じた、あのブルーノ・ガンツか。 「永遠と一日」で人生の終わりを静かに迎えつつある老人を演じた、あのブルーノ・ガンツか。すごい演技力だなぁ!しかし、この映画をいま(といっても2004年、12年も前…

増村保造 監督「卍」1386本目

1964年作品。 若尾文子と岸田今日子。なんと新藤兼人が、谷崎の小説を脚色したんですね。どうりで、じっとりと絡みつくような人間くささ。若尾文子ってほんとに、どうしてこんな役ばっかりだったんだろ。いまは深田恭子が(もともと容貌に共通点が多い気がす…

ダニー・ボイル 監督「スティーブ・ジョブズ」1385本目

なんと、ダニー・ボイルだったのか・・・ファンのつもりなのに知らずに見てしまった。 一部の人が駄作と呼ぶ「ザ・ビーチ」も十分味わって鑑賞した私ですが、この映画ばかりは褒めるのが難しい。 史上最大のバックステージ映画、とか呼びたくなってしまう。 …

マーク・フォースター 監督「ワールド・ウォーZ」1384本目

刺激的な映像、具体的には折り重なって打たれたり焼かれたりするゾンビの群れとか、が多くて、うゎ!って感じが強いけど、面白かったです。こういうのを見てもフィクションとして楽しめるくらいの大人にはなりました。思うに、これよりさらにエグいゾンビマ…