映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2016-07-31から1日間の記事一覧

リドリー・スコット 監督「オデッセイ」1381本目

<ネタバレあり> あー苦しかった。 「ゼロ・グラビティ」も、感動しつつ、見てる自分の息が詰まりそうで大変だった。 それに比べれば、置いてけぼりのマット・デイモンにまったく悲壮感がない分、辛くないけど、数年間をどうやって過ごすか、ていうか生き延…

アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督「レヴェナント 蘇りし者」1380本目

あー辛かった。 この監督の作品は、胸をえぐるようなリアルな痛みが伝わって来ることがあるけど、今回も辛かった。 デカプリオ熱演で、恩讐の彼方にある復讐と、その瞬間に脳裏に降臨する「復讐のあとに何が」という命題をガッツリ悩んでくれます。トム・ハ…