映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2016-07-09から1日間の記事一覧

ソフィア・コッポラ監督「ブリングリング」1363本目

面白いとか学べるとかじゃなくて、きらびやかで美しいものをたまに見ることは大切だから。 それがこの映画を見る意味です。 しかしこんなに高いものを身につけるのって、よほど自分に価値があると思えなければ気後れしてしまいそう。 実際、奔放で美しい女の…

ジェリー・シャッツバーグ 監督「スケアクロウ」1362本目

さらっと淡くてあっけない映画だけど、ほのぼのと暖かいものが残る。 マックス=ジーン・ハックマンとライオン=アル・パチーノの、補い合う友情がね。 アメリカのバーの客のゆるさが好きだ。こんな街に住みたい・・・。

フランシス・フォード・コッポラ監督「カンバーセーション 盗聴」1361本目

1973年、コッポラの監督デビュー作、でしたっけ。 冒頭の場面がすごくいいですね。 普通の男女が話をしながら、人通りの多い街中を、ぐるぐる歩き回っている。 銃か?と思うとそうではなく、彼らをあちこちから狙っているのはマイクだ。彼らの声は、通信状態…

野口晴康 監督「大巨獣ガッパ」1360本目

なんでNHK BSプレミアムが繰り返しこの映画を放送しているのか。 名作ではないし、珍品というほどすごくはないし。 今まさにやばい、ちびクロサンボ的な、アフリカとアジアが混じったような原住民の描写。 やっぱり珍品扱いかな〜。山本陽子がすっごく可愛く…

シドニー・ポラック監督「コンドル」1359本目

面白かった。 音楽がアンニュイで70年代ニューヨークっぽい!と思って見たらデイブ・グルーシンですか。 日本の80年代のサスペンスドラマで踏襲された、アンニュイな都会の音楽。こういう音楽が使われることは、それ以降ほとんどないようなので、正確に時代…