映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2015-12-27から1日間の記事一覧

小泉堯史監督「蜩の記」1213本目

地味だけどいい映画でした。 現代ならありえないような、上司の無理無謀を受け止めてひたすら精進する侍を、役所広司と岡田准一が説得力のある演技で表現。最近サムライ映画はサムライがサムライに見えないことが多くなった気がするけど、この映画はわりとさ…

溝口健二 監督「近松物語」1212本目

1954年の作品だけど、当時の映画の技術のすべてにおいて卓越しています。この先いつ見ても、どの時代の映画と比べても遜色ないだろうなぁ。溝口監督の作品は、ほんとうに完成度が高いです。人間の心の奥の純粋で汚れない部分と、それを取り巻く弱さを、てい…