映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2015-06-07から1日間の記事一覧

山崎貴 監督「永遠の0」982本目

話題作を避けて通るより、好きでも嫌いでも見てから文句を言おうと思って、やっと見ました。あんまり人の心に対する想像力のない説明的な映画だな。この映画が与えようとしている感動の質は「一杯のかけそば」に似てる。人間の真摯な迷いや戸惑いや、腹の底…

アレハンドロ・ホドロフスキー 監督「リアリティのダンス」981本目

うーん、マニアック。 「ホドロフスキーのDUNE」もとんでもなかったけど、本当に困った人だ、ホドロフスキーは。 でもこの映画は、「エル・トポ」よりも好きかな。 監督の父を演じる、実の息子のブロンティスがとても良いです。 監督の果てしない自意識が、…

園子温監督「新宿スワン」980本目

民法深夜に、おっぱいなどたまに見せつつ流すドラマのような題材だけど、そういうシーンはナシ。 暴力も、アクションは激しいけど「それやばいでしょう!」といういつもの園子温の”やりすぎ感”は、ありません。 物足りないというより、枠組みが以外と厳しい…

溝口健二 監督「赤線地帯」984本目

「新宿スワン」と合わせて見るとよし! 映画が作られた1956年は、まさに「売春防止法」が制定された年。(施行は2年後だそうです)でもこの映画のなかでは、何度国会で審議してもまだ制定に至らないようで、置屋の主人が「いろんな噂が飛び交ってるけど、真…

ロー・ウェイ 監督「ドラゴン危機一髪」983本目

ブルース・リーが「グリーン・ホーネット」とかのアメリカのテレビでそれなりに活躍した後、香港に戻って黄金期を迎えようとする主演第一作です。彼のアクションや存在感は圧倒的だけど、すごく昭和な感じで、全体的には「昔のテレビでやってた仮面ライダー…