映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2014-10-23から1日間の記事一覧

ジョシュア・ローガン 監督「バス停留所」785本目

急に不自然になったと思ったら、アクターズスタジオに通ってたんですって。余計なことをしてしまったようです。娯楽映画としては楽しめるけど、彼女のイノセントな魅力がそういうことで半減している気がするので、点はちょっと辛め。脳みそ筋肉なかんじもカ…

ニキ・カーロ 監督「クジラの島の少女」784本目

先月行ってきたニュージーランドの、マオリ族を取り上げたファンタジー。 クジラに乗ってニュージーランドに渡ってきたと言われる一族の、伝統に厳格な父とそれに反発して外国へ行ってしまった息子、島に残った孫娘。代々男子だけが伝統を受け継ぐことになっ…

テリー・ジョーンズ監督「モンティ・パイソン ライフ・オブ・ブライアン」788本目

思いのほか、完成度の高い作品でした。 つまり、起承転結を含む構成がかっちりしている。美術(衣装、セット)が大変凝っている。 パロディの質が高く、かつ誰が見てもバカバカしくて大笑いできる。 メインの登場人物のほとんどをたった6人で演じ分けている…

ジョエル・コーエン 監督「ビッグ・リボウスキ」787本目

先日初めてファーゴを見てから、コーエン兄弟ヤバいと思ってこの映画も見てみたのですが、おかしなキャラクターが出てくる出てくる、期待をさらに超える大笑いでした。笑えるだけじゃなく、実に生きてる。登場人物が生きてる連続ドラマみたい、という意味で…

ロマン・ポランスキー監督「フランティック」786本目

ポランスキーがハリソンフォードを主役にした映画かぁ。 クライムサスペンスとしては、チャイナタウンの方がずっと上と思えるので、チャイナタウンの10年以上あとでこの作品というのは、ちょっと物足りないです。ハリソンフォードとの相性もあるのかな?出張…