映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2014-04-12から1日間の記事一覧

ウール・グロスバード監督「恋におちて」687本目

メリル・ストリープとロバート・デニーロ。 見る前は、デニーロがこんなスイートな恋愛映画に出るなんて!と思ったけど、どの映画でも彼は役の中でステキな女性に恋をしてましたっけね。まったく違和感のない、情熱的でチャーミングな恋愛でした。 といって…

アモール・グプテ 監督「スタンリーのお弁当箱」686本目

「きっと、うまくいく」の流れのつもりで見たので、起承転結の激しい大人間ドラマかと思ったら、小粒でほんのりとした映画でした。期待値が、最大で始まって終わる頃にはちょっと「あれ?」という気持ちになってしまいましたが。エンドロールのときに、イン…

黒澤明監督「蜘蛛巣城」685本目

濃い映画だったー。 権力とか欲望とか戦争とか死、魔性や奇跡や、盛りだくさん。 落語や歌舞伎のような、昔の庶民的な娯楽と似ている印象です。 怪談とかね。どきどきして怖くて。役者さんたちは素晴らしいと思うけど、おどろおどろしさが私にはちょっと強す…