映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2013-09-23から1日間の記事一覧

ハリー・O・ホイト監督「ロスト・ワールド」523本目

1925年のサイレント映画。 90年近く前のSF映画だけど、未来ものではなくて、「恐竜は生きていた」という設定。 ジュラシックパークのように「残っていた細胞から、絶滅した生物を復活させた」のではありません。 チャップリンやロイドみたいな、顔を白く塗っ…

斎藤武市監督「ギターを持った渡り鳥」522本目

1959年作品。 冒頭で流れる、かの有名なテーマ曲を聞いてて、これは西部劇がベースなんだなと思いました。 でも、この頃の日本映画にいつも出てくる豪華なキャバレーは西部劇には出てこないから、また別の洋画の影響なんだろうな。 おそらくこれは当時の”ト…

スティーブン・ダルドリー監督「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」521本目

この映画の原作を予約して読んだくらい、ジョナサン・サフラン・フォアというこの作家には注目してて、映画化された「僕の大事なコレクション」の原作(タイトルは「エブリシング・イズ・イルミネイテッド」)は人生が変わるほどの衝撃を受けた作品です。 だ…