映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2013-03-20から1日間の記事一覧

森崎東監督「喜劇・女は度胸」294本目

1969年作品。 監督は森崎東ですが、「原案:山田洋次」。若い男女の元気な姿が爽快な映画です。 工場で働く姿も、寮でおしゃべりするときも、いきいきとして元気いっぱい。当時の流行歌が南極も出てくるのですが、その中で「クソくらえ節」の歌詞がすごいで…

レオ・マッケリー監督「我輩はカモである」293本目

1933年作品。敬愛するマルクス・ブラザーズ作品の中でも、名作?と名高い作品。 この映画の中には、なんとグルーチョが歌う場面がちょっとだけあるのですが、(いつもほオバチャン、マーガレット・デュモンも歌います)全体的には音楽は少ないほう。その分ギ…

呉美保監督「オカンの嫁入り」292本目

2010年作品。タイトルを見ればだいたいの筋は見当がつきますが、ひとつひとつのエピソード、場面、その他いろいろなことを、とても丁寧に描いた作品です。嫁入りするオカンが大竹しのぶで、娘が宮崎あおい、オカンの婿が桐谷健太と、演技が濃い人たちを中心…