映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2011-08-04から1日間の記事一覧

新藤兼人監督「原爆の子」13

戦争の記憶がまだ新しい1952年に作られた映画。まだ壊れた家の跡が石ころだらけのまま残っていたり、生き残った人たちが突然発病して亡くなったりする時代です。乙羽信子が、終戦後6年たって初めて広島に戻る幼稚園の先生の役。当時3人だけ生き残った園児た…